昨今、不同意性交等罪での逮捕が相次いでいます。これまでは犯罪とされていなかったような男女の性的関係のもつれが、今では刑法で処罰されるようになっています。この時は、同意を得たうえで性的行為に及んだ、同意があると認識していた方の弁護をしました。
裁判では、性行為に及ぶ前後の当事者の行動や現場の状況などから、同意がなかったとはいえない（無罪である）という主張を展開しました。我々は無罪を確信していましたが、残念ながら、無罪判決を得ることはできませんでした。不同意性交等罪における最下限である懲役5年の実刑判決となりましたが、非常に悔しい裁判でした。
不同意性交等罪に改正され、性犯罪の成立要件が非常に緩んでいるように感じています。冤罪で逮捕される方もそれなりにいるのではないかという危惧もあります。もしご自身に降りかかってきた場合は、まずは不起訴処分を目指すことが重要です。なるべく早めに弁護士までご相談ください。
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