友人から頼まれたことをきっかけに、海外から100グラムを超える麻薬を密輸したという営利目的麻薬密輸事件(認め事件)です。
捜査段階から依頼を受けましたが、起訴は必至であったことから、当初から執行猶予判決の獲得を最重要目標に定めました。営利目的での麻薬密輸事件では実刑判決が下ることがほとんどですが、裁判では、依頼者自身は全く利益を得ていないことや密輸に至る背景事情、役割分担等を客観的な証拠に基づいて粘り強く説得しました。ギリギリでしたが執行猶予判決を得ることができました。
なお、この事件では、警視庁の留置施設で、必要な衣類を差入れできないなど、依頼者は著しく不便な勾留生活を強いられていました。担当の警察署長に抗議文を送ったり、現場にいる担当者に抗議を申し入れるなど徹底的に争った結果、我々の依頼者だけ、必要な衣類が差し入れられることになりました。また、黙秘権を侵害するような取調べにも抗議を申し入れたことで、違法な取り調べもストップすることに成功しました。
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