依頼者が、申請者と共謀して持続化給付金を詐取した事件。第一審では実刑判決が下ってしまい、どうにかして執行猶予判決を獲得できないかというご相談があり控訴審から受任しました。
合計10件近くの持続化給付金に関する虚偽申請があり、被害金額は1000万円を超えていました。第一審では示談交渉はほとんど進んでいませんでした。ご依頼を受けた後(控訴審)、共犯者の弁護人と連携を取ることにし、迅速に示談交渉を進めることができました。結果として、約10件すべてについて示談を成立させることができました。控訴審判決では、第一審判決を破棄し、執行猶予判決が下されました。依頼者も依頼者の家族もとても喜んでおられました。
なお、この事件では第一審では保釈許可が下りませんでしたが、ご依頼を受けた後、弁護人は速やかに保釈請求をし、保釈が許可されました。控訴審での示談交渉は、依頼者の身柄が拘束されていなかったことから、少し余裕をもって丁寧に行うことができました。
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